北海道の住宅は高性能
先日、当社が賛助会員となっています、パッシブハウス・ジャパン(PHJ)さん主催の「省エネ建築診断士」の講習を受講してきました。
2日間びっちり講習と試験で、久しぶりに脳の奥の方を使ったような気がします。
「パッシブハウス」とはドイツの民間組織である「パッシブハウス研究所」が作成した超省エネルギー基準の建築物の事です。断熱性能・パッシブデザイン・水蒸気と換気・最可能エネルギーな等多岐にわたった知識を修得するための講習です。
基準判定も、CADから連動してデーター入力を行える優れもののソフトもあり、難しい計算がかなり軽減されています。計算結果にはその住宅の燃費が表示され、建て主さんに対しての訴求効果が高いものとなっていて素晴らしと感じました。
また、最近多く聞くようになった、健康と住宅性能の関わり等もわかり易く説明がありました。
例として、「冬期間ヒートショックによる死亡事故は建設地が南下すると上昇する」とちょっとショッキングな内容でした。(沖縄まで南下すると事故は少なくなるようです。)
断熱性能が良い住宅が多い北海道は、居室と浴室の温度差が殆ど無いため、死亡事故が起こり難いのです。肝心な「省エネ建築診断士」の試験は受講者が全員合格!!で全国初の快挙だそうです。
PHJさん主催の試験や勉強会は全国各支部で頻繁に行っております。非会員の方々も受講できますので、興味が有りましたら当社営業に問合せをしてみてください。
近々ですと、8月21日北陸支部(開催地:長野)で建物燃費ナビセミナー、9月5日北海道支部(開催地:札幌)で建物燃費ナビセミナーが開催されますので、興味がありましたら一報下さい。
パッシブハウス・ジャパン
WEBサイト http://passivehouse-japan.org/concept
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