アメリカのリモデル市場
7月に入り空は毎日どんよりとして、すっきりしない天気が続いております。
雨が降ったり止んだりで現場はなかなか進まないみたいですね。
6月末にアメリカで一番売れていると言われるリフォーム業界誌、「REMODELING」誌の編集長、クレイグ・ウェブ氏の講演を聞く機会がありました。
アメリカでは日本と違い、ライフステージに合わせて家を住み替え、その都度手入れをしていく、というような話をよく聞きます。
この講演で実際に生の声を聞いている人の話を聞けるということでとても楽しみでした。
今回は聞いた内容を少し皆さんにもお伝えしたいと思います。
・2007年~2010年にかけて新築は75%ダウンしたにもかかわらず、リモデル・メンテナンス市場はほぼ変わらず。
・とは言ってもアメリカ国内でも地域によってリモデル市場の差はあるようです。
・アメリカの住宅の47.2%が築45年以上のもの。 ・ウェブ氏は築115年の住宅に住んでいるそうです。
・いくらアメリカがリモデル市場が活発と言っても、やはりコストと価値のバランスは大事なようです。
・リモデル業者はほとんどが自営業者で、小規模経営。
・なかには悪徳業者もいるようです。
・善良なリモデル業者は良い収入を得ています。
・しかしそれでも6社に1社は廃業しているという厳しい現実があります。
・アメリカでは州ごとに法令が違い、さらに各市でも細かくなっています。
・そのため大手のリモデル業者が出ていきにくいのです。
「今までと違う視点から物事を見てもらえると幸いです。」 と、ウェブ氏が申しておりました。 少しでも参考になれば幸いです。
出典資料:ハンレーウッド社講演資料
Written by T-I