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2016年12月28日 (水)

換気と気密の関係

社員ブログは今年最後の投稿となりました。

さて今回は少し真面目な内容になります。
見て下さった方が年末年始に今後の住宅関することを少しでも考えて頂ければと思います。

改正省エネ基準の義務化が2020年と迫り断熱強化・高性能サッシの導入・熱交換換気システムの導入と変化の多い一年になりました。
来年以降も同様の動きがあるのでは無いでしょうか?
しかしながら、唯一住宅の性能試験を行える、気密レベル(C値)に関してはほぼそれなりに出来ているから改正省エネ基準では数値の目標設定は無しとなっています。
確かに気密材や剛床工法の普及等で気密性能が出易い住宅が多くなってきているのが現状ですが、一度も気密試験を行なったことの無い建築会社が今現在も家を建て続けているのも事実です。
特に、当社も販売を行なっている熱交換換気システムの導入で、住宅性能を上げようとする建築会社が多いかと思いますが、気密レベルと密接な関係が有ることを解っていますでしょうか?
輸入換気を扱うメーカーの協会でのコラムがとても参考になりますので、一度目を通してみてはいかがでしょう?

JVIAリンク先 ↓ ↓ ↓ ↓ 
http://www.jvia.jp/column/igi_7.htm#sec5

Photo_2

厳し言い方をすれば、気密レベルを上げなければ、せっかく熱交換してエネルギーを節約したのに、勝手に家から漏れ出るエネルギーがかなり有ると言う事です。


周囲に何も無い単独で建設されている物件で風速6m時気密レベル1c㎡/㎡の場合、自然換気が約0.25回/hも有るのです。
単純計算で90%の熱交換効率換気システムを導入しても実際の熱回収率は65%になってしまします。
せっかく高価な機械を導入したのに???です。


この機会に全棟等は無理でも、年に数棟の気密測定を行ってみませんか?

それでは良いお年をお迎え下さい。

Written by S-O