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2018年7月23日 (月)

これからの構造設計

梅雨が明けてから連日暑い日が続いております。

まだ体が暑さに慣れていなくて堪えます。

B1

突然ですが、建築士の皆さんは構造計算をしていますか?

もちろんしていると思います。

近年大きな地震でますます住宅の耐震性に関して一般の消費者も関心が高まっていると思います。

普段は構造のことなど気にすることなく過ごしていますが、先日構造の話を聞く機会があったので今日はその話を少ししたいと思います。

 

ほぼ素人としては構造設計と聞くと、基礎・土台・柱・梁等の構造材を太さいくつでどこに何本入れるかみたいなイメージがあります。

もちろん構造計算ソフトや構造設計事務所に依頼して大丈夫か確認し、柱や筋交い等を増やしたり、梁を太くしたりして補強したりするのでしょう。

最近は耐震等級という言葉も良く耳にします。

熊本地震でも耐震等級によって倒壊したり傾いたり、反対に全く問題なく建っていたりと明確な違いが浮き彫りになりました。

B2 ここまではただ単に自分があまり知らなかったことで、構造のプロの方は知っていたしやっていたことだったのだと思います。

ここから先の話が今日の本題です。
どんなに頑丈で耐震性の高い家を建てても建てる土地がしっかりしていなければ意味はありません。地震や雨によって建物下の地面が傾いたり土が流れたりしたら、家が傾いたり転がったりする可能性があります。

「そんなことないよ、地盤検査会社に任せているし、地盤改良もしているからきっと大丈夫」
ほとんどの方はこんな感じじゃないでしょうか?

でもそれって建築士が責任を持たなければいけないのですよ?
今までは建築士は基礎から上だけを見ており、地盤に関しては地盤会社がやっていて、本当は全部一緒に考えなければならないのに分けて考えられていました。

今回話を聞いたのが『株式会社ソイルペディア』です。

B3

この会社は、建築士が主体となって地盤・基礎・上部構造を一体として構造設計し、適切な地盤改良や地盤補強をしましょう、と提案しているのです。

言われてみれば確かに、と納得です。
各新聞や雑誌にも取り上げられ各地で講演なども行っているようで、徐々にではありますが構造業界も変わっていくのではないでしょうか。

B4
断熱・気密はもちろんのこと、構造・地盤に関しても勉強していかなければならないと感じました。

Written by T-I

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